ヒミツのお姫様☆番外編




「っっっ!?」



声にならない声をあげる。
パチリと瞼を開く。



すると、目の前にいたのは、同室の和馬。
眉間にシワをよせて仁王立ちしている。



……ひそかに、ニヤニヤもしている。



「誰に、“あーん”ってしてもらってたの?」



和馬は、目を細めた。



「……は?」



「寝言。
“あーん”とか、超幸せそうな顔して言ってた。」


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