お金持ちの事情！

新居？！

『では、もう荷物は全て運んでありますので。私はもう業務時間すぎたので帰りますが、何か困ったことがあったらいつでもお呼びください。迎えに参ります。』

そういって榊さんは車を出した。

大きすぎる豪邸の前に立ち尽くすアタシ。

ボーっとながめてるとプレートがあった。

何々・・？？

《東海林　弘樹・杏奈》

はぁぁ？！

アタシまだ結婚してないっつぅの！

イライラしながら玄関を開けると

階段があって、そこの一番上にたっていたのは・・・

『遅いんだよ・・。まちくたびれただろ？』

「はぁぁ？！頼んでないしっ勝手に待ってたんじゃん・・」

ゆっくり降りてくるソイツはやっぱイケメンで背も高いし足が長くて・・・

『何？ボーッとして。疲れた？』

「疲れた！もうお風呂入って寝るから！」

もういろいろありすぎて疲れたアタシは寝たかった。

階段を上ろうとすると、

『杏奈、部屋の説明ぐらい聞いてから寝たら？風呂の場所とか部屋とかわかんの？』

わざとっぽく笑う東海林弘樹。

「しっ知らないもん・・・」

シュンとすると、コッチ。と説明してくれた。