お金持ちの事情!
『んで、こっちがプール。室内温水プールな。』

そういって指差したのは左。

「へぇ~プールかぁ~」

『ん?プール好きなの?』

「好きだけど・・って別にいいじゃん!次つぎ!」

『ふーん・・・・で、そこの扉開けてみ。』

ソコと指差された大きな扉を開けると

「な、なにこれっ」

『花園?だな・・・』

「何で・・・・」

『白川泰蔵は考えることがデカいな。ハハハッ』

笑いながら閉めたドアの横にも扉があってあけると、

「これまた広いね・・・」

『あぁ、ここは飯食ったりするとこでいんじゃね?』

「そうだね。」

『んで、こっち側は、仕事場につかえばいい。』

「う・・うん」

そっか、仕事忘れてた・・・

『お前今仕事忘れてたろ?』

「そっそんなことないもん!もうお風呂入って寝るから!おやすみ!とうかいりん!」

長すぎる廊下をバタバタ走って自分の部屋を目指した。

『とうかいりんって・・・』

ため息をついてた東海林弘樹のことは知らずに。
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