お金持ちの事情!
「こどもっぽくない?変じゃない?おかしくない?」

アタシが鏡を見ながらクルクル回ると、メイドさんが笑いながら答えた。

『いいえ?とてもよくお似合いですよ?』

「ホントッ?ありがとう!」

再び鏡の前で回るアタシ。

その鏡に映るアタシの姿はというと、

赤のミニのバルーンで広がった可愛いドレス。

頭には大きな赤いリボンと黒の花。

赤の高いヒール。

なんか大人っぽい服のはずなのに、アタシが着ると子供っぽい気がする・・

「でも・・ま、いっか!さ、行こ!」

『お嬢様!お気をつけていってらっしゃいませ』

アタシは走って家を出て車に乗り込んだ。
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