新撰組の姫君 〜もしもの世界・斎藤一編〜
「おい。斎藤、お前いい度胸してやがるな。」

「…すみません。つい気になりまして」

ほっとかれた副長さんは不機嫌らしい。

「あ、土方さんのあだ名はどうしましょうか?」

「あぁ…土方さんは難しいなぁ」

「もう普通に鬼とかどうです?」

そーくんとへーちゃんが副長さんのあだ名を考え出したみたい。
と言うか、そーくんの発言には毒があるような気が…

「総司、てめぇ…ブチ殺されてぇみたいだな」

「いやですねぇ土方さん、ブチ殺すなんて野蛮な事言わないで下さいよ。」

なんて言うんだろう?仲が良いような感じに見える。
じゃれあい?

「まぁまぁ、歳も総司も落ち着きなさい。歳は歳さんとかでいいじゃないか?なぁ、奏君」

「は…はい。」

なぜこの場面で私に話を振るのだろうか?
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