新撰組の姫君 〜もしもの世界･斎藤一編〜

｢チッ…近藤さん、あんたが決めたら逆らえないだろう？｣

土方さんの弱みは本当に近藤さんみたい。

｢歳さん…ぶふっ｣

そーくんが吹き出している。

｢総司ぃ…てめぇ…｣

｢嫌だな歳さん、僕はそーくんですよ？｣

｢そんなんで呼べるわきゃねぇたろうがっ｣

２人が漫才のような話をしている。

｢仲良しなんですね。あの２人。｣

｢…恐らく１番仲が良いだろうな｣

｢ほらあれだよ!!喧嘩するほど仲が良いってやつだよ!!｣

｢喧嘩が多すぎて仲がよく見えねぇけどな｣

皆さんが言うんだから仲良しなんだろう。

｢…２人を落ち着けさせるか｣

斎藤さんがそういって立ち上がり２人の間に入る。