君とアノ子と脇役女


私と優香凛がなにもしなくなったのを境に
私たちの周りにいた人たちはゾロゾロと自分のクラスを見に行った。

・・・私の顔をニヤニヤ見ながら・・・


(・・・。)



「・・・優香凛‼もぉぉぉぉぉっぉお‼」
私は優香凛に突進した。もちろん本気d(ry
・・・いえいえ、ちゃんと手加減しましたよ??



「きゃ~怪獣が襲ってくる~」
優香凛はわざと大きめの声でそう叫んだ。


その時、3年のイケメン男子達が後ろの坂から校門の方へ歩いてくるのが見えた。
もうこれ以上私に変な印象なんかつけられたら・・・


ゾッとした。


「・・・ちょ、また人来るよ‼」
私は大慌てで優香凛の口を押さえた。


「もう佳桜類の顔覚えられてるでしょ~・・・いろんな意味で(笑)」
天使の笑みで優香凛は言う。



いや、そこ、笑うとこじゃないんすよ・・・
今年こそ彼氏を作るという私の夢が崩れていく音がした。

がらがらがしゃんこ


(新学期早々気がおもくなってしもたわぃ・・・)

1人ブルーになりながら私はクラスが掲示されている所へ行った。
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