先生とひよ子

先生は先生

山道を抜け街中を走る車。


また少し気持ち悪くなってる私を気遣ってか…


無言でただ運転する先生。


そんな先生の横顔を盗み見る。


静かな車内には暖房の音と
FMの心地よい音楽。



これは夢なのかな…


先生…


私…絶対に今流れてる音楽すら
忘れられない思い出になるよ




景色が見慣れた街並みに変わると、寂しさが込み上げてきた。


カウントダウンが始まる…


夢みたいな出来事が終わるんだ。



< 102 / 121 >

この作品をシェア

pagetop