先生とひよ子
『お前ら大丈夫か?』


私達の前で腰に手を当てる先生。


『寒いなら先生のジャージ借してやろうか?』


先生は私を見て笑顔で言った。


きゅん…!


体温が急上昇する。



ジャージを借りなくても…


先生がいるだけで暖かくなるんですけど!!



先生が去った後
また騒がれたのは言うまでもなく…


だけど
そんな友達の冷やかしも
今は楽しかった。


こんな時だけど
笑っていられる幸せ…



私は千晴の方をちらりと見た。


千晴ととっくんは
ちゃんと話せているようだ。


遠目でも千晴ととっくんが照れあっているのが分かる。


ぷぷ…!

可愛すぎるよ…





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