先生とひよ子
どのくらい時間が経っただろう


♪~♪~

携帯の音で
ふっと現実に戻った。


『あ……』


時計を見ると16時



お昼も食べてないじゃん

いかんいかん…



シャーペンを置いて、う~んと伸びをした。


それから私は
ベッドの上の携帯におもむろに手を伸ばした。


多分また千晴




だと思ったのに――…



あれ?…誰これ?


画面を見ると、

知らないアドレスから
2件メール。


最初の着信も
千晴からじゃなかったらしい。



さらに件名にドキッとした。



《ことみ氏へ》








え……?

うそ…??



ドクドクと心拍数が上がり
指先が少し震えた。


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