スノードロップ
+ 伸ばした手。
好きな人の秘密を知ってしまった
わたしは混乱しつつもいつも通りに見えるよう仕事に専念した
専念しないと司さんの言った言葉が頭に渦巻いてしまう…
-俺は司郎様の子供なんだ
パーティーは今日までだ。
2夜続けてあるらしい…
パーティーがあるからかどこか蒼井家の中も浮ついた空気が流れてる
「…はぁ」
「紅々どしたの?ため息なんかついて…」
るみが 笑いながら言った
「うん、だ、大丈夫。」
るみに話せる訳ない…。
蒼井家最大(かわからないが)の秘密なのだ…
「ふぅ~ん、まぁ本当に困ったら言ってよね。一人で悩むと空腹はよくないよ」