スノードロップ
「憲法改正は中々難しいんだ。我々の世代でも駄目だった、浸かったぬるま湯から抜け出すには勇気がいるんだよ…」
「…はい」
何だか難しい話。
憲法改正……
よくわからない。
「偉そうに言っても説得力はないね。生かす道より殺す道の方が楽なんだよ、」
「…そうですね。殺す方が得策な事は沢山あると分かっています。」
お茶をすすりながら政治談義…
全くよくわからない
議論続きそうだからとりあえず部屋を出ようかな
そろそろと移動しようと出口にむかった
「失礼お嬢さん、お茶を頂いてもよろしいかな?」
「かしこまりました。」
私はすっと戻り紅茶を入れた
「うん。美味しい…すまないね、難しい話ばかりして。つまらないだろう」
「いえ…、とても勉強になります。」
「ははは…、そうかい。ありがとう。」
確かに難しいけど、
自分の国の話をされてるんだし…
ちょっとは聞かないと…