スノードロップ
えと いたいたお嬢様…
確かに品の良さそうなお嬢様
ドレスっぽい服も綺麗だしナイフの使い方もうまい
るみは司様とちょっと話した後戻って来た
「可愛い系だね。」
「でしょう?そういえばね、司様言ってらしたよ。『一ノ瀬さんはいないんですか?』て…、びっくりしちゃった」
「……優しい人だよね。」
「どうしたの、紅々。お腹痛い?だいじょぶなの?」
るみは本気で台車を押しながら心配してくれた
食事会は何とか終わり、私達も一息ついた
「全部食べてくれるのは遠藤さん達(料理長)嬉しいだろうけど、もっと早く食べて欲しいわ。片付かないわ、」
「うぅ~」
「また何かやらかした?グラス、お皿、今日はまだ何も割ってないじゃない」
「違うよぉ~、紅々が元気ないの」
咲はそんなことなのと言った
「そんなことじゃないよ。紅々…司様が好きなんだよ、多分」
「あんたやっぱり優しいわね」
咲は ふっと笑っていた