スノードロップ
「久光様、今夜も格好良かったわ」
「あ、そう…」
ごみ捨てを終えあたし達は 二階に戻っていた
「あんたもダンディズムてものが分かったらいいのにー、素敵よ枯れ専。」
「出来るなら分かりたくない。椿様とかは格好いいと思うけど…」
「まぁ違ったよさがあるのよね。でも椿さんは底が知れない気がする、…掴めないみたいな。」
夏々はふぅむと唸った。
「掴めないかな、結構優しい人だよ」
ん~と首をひねった
「うっげっ…、お嬢様泊まるの~。朝飯準備しなきゃいけないじゃん…はぁあ」
桜井さんが司様の後ろに付いてきている
「……泊まるって、そういう関係……なの?」
まさか…
でもおかしくないし…
27だし…
逆にそういうのないほうが疑わしい…
「まぁそういう関係かもしれないし…聞けば本人に?『あの子とヤったの』て?」
「言える訳ないじゃないっ!」
あはははと夏々は笑っていた
代々続く政治家一家の長男に!
ただの庶民のメイドが