スノードロップ




「久光様、今夜も格好良かったわ」



「あ、そう…」




ごみ捨てを終えあたし達は 二階に戻っていた




「あんたもダンディズムてものが分かったらいいのにー、素敵よ枯れ専。」


「出来るなら分かりたくない。椿様とかは格好いいと思うけど…」




「まぁ違ったよさがあるのよね。でも椿さんは底が知れない気がする、…掴めないみたいな。」




夏々はふぅむと唸った。



「掴めないかな、結構優しい人だよ」




ん~と首をひねった


「うっげっ…、お嬢様泊まるの~。朝飯準備しなきゃいけないじゃん…はぁあ」

桜井さんが司様の後ろに付いてきている





「……泊まるって、そういう関係……なの?」




まさか…
でもおかしくないし…



27だし…

逆にそういうのないほうが疑わしい…






「まぁそういう関係かもしれないし…聞けば本人に?『あの子とヤったの』て?」


「言える訳ないじゃないっ!」



あはははと夏々は笑っていた





代々続く政治家一家の長男に!




ただの庶民のメイドが


< 18 / 181 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop