スノードロップ
ドキドキした…
「……ただいま!夏々」
「うわっびびった…、お疲れ…どうかした?顔凄く赤いわよ」
夏々はパックした(変な)顔で笑った
「……走ったの。ちょっと暗くて怖かったから」
「あぁー、暗いもんね。寮から帰る道……街灯つけたらいいのにね、とりあえずお風呂入ってきなよ」
「うん…ありがと」
ドキドキしながら早く寝たけど
なかなか眠れなかった…
「眠い…」
「紅々すっごいくまが目の下にいるわね。なんか怖い事あったの?」
制服を着てすたすた仕事場に歩いていく
「……うん。何て言うか…」
「お嬢様のご飯の給仕が一番の大仕事ね。…お早うございます司様」
え……
「おはよう。…高瀬さん・一ノ瀬さん」
「おはようございます…」
頭を下げたから表情は分からなかった
良かった…
ちょっと気まずい
「るみ。朝から可愛くないわよ、なにその顔。」
他のメイドの子達が話していた
「だってだってーあのお嬢様~、」
「どうせブランド品を持ってるから羨ましいんでしょ」
「ミスリ-の新作バック限定を持ってたぁ~。あたし狙ってたのにぃ……」