スノードロップ
「彼女、桃子さんに何か言われなかった?大丈夫…」
「大丈夫です。お優しい方で桜井様は…私達の事も気づかって頂いて…」
涙が出そうで出ない
口からペラペラ嘘が出てくる
笑顔で話せてるかな
わたしは……
「ならいいけど…。妙な勘違されたら堪らないから。」
妙な勘違い…
「はい…気づかって頂いてありがとうございます、」
「…彼女は親の知り合いだから、付き合ってるだけだよ。」
「そうですか。」