スノードロップ

「暗ぁーい。やっぱり司様なの~」




「いや…ちょっとね、私達メイドしてるよね。」



「ふぅん…(うん)」

パフェをもぐもぐ食べながら頷く




まぁあなたを好きになる事はないだろうけど…






「早い話使われる人間でさ、司様や桜井さんから見れば下の人間で…。そういう…何て言うか…うーん」



うまく言えない…
るみはパフェを食べる手を止めていた




「…言いたい事何となく分かるよ。私もよく思うもん…あのね紅々」





「『世の中にやらなくていいて言われる仕事なんてない。仕事に上とか下はない、どの仕事も大切でなかったら困る人がたくさんいる。』って…父さんが言ったんだけど…」




仕事に上も下もない…



ありがとう…

司様はちゃんとお礼を言ってくれてた



「メイドだろうが政治家だろうが上下ないんだって思ったわ」




「…そうなんだ。」



「けどあのお嬢様はわかってないから、キライ。そうゆう人に限って人を見下してさ…」





「そうだね…、なんか自信ちょっと出てきた、」
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