スノードロップ
「……ヘアピン…綺麗。…いっいけません司さ…」
三葉みたいな銀細工に宝石が一つ
とても小さい…
突っ返そうとしたらヘアピンを取られた
「君は女の子だろ。…動かないで。」
「……え、ひゃ」
かがんでわざわざ髪につけてくれた…
手て…てが…
緊張する…
「…もうちょっと長かったらいい髪飾りがあったんだけど、ちょっと地味になったな…」
「…」
私なんかに…くれるんだろう
あなたなんかが好きになられる訳ない…
わかってる
「…お礼。パーティーの時とか、色々迷惑かけたから……、」
「あれは、その……」
頭をポンポンと撫でられた
「…綺麗だよ」
「ありがとう…ございます。」
笑わないで。
……とめられなく、なる