injury of love


『やはり


この中の者が原因か・・・』


小屋の中に入ろうとしたとき

大量の血の臭いがした


『血・・・の臭い

動物たちの・・・

それも多くの』


李桜は
弓を構えながら

「小屋の中にだれかいますか?」


すると

凛とした低い声が
中から聞こえた

「あぁ
いる
今 手がはなせない

血臭いが
中に入って手伝ってくれ」


李桜は
なぜかその声だけで
安らぎに近いものを感じた


そして
小屋の中へ
はいっていった
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