きになるあのこ
第一章 好きっっ

電車

おはようございます。

高校2年で青春真っ盛りな俺、竜ヶ崎鏡夜は今…
史上最強に緊張しています。

それは…
俺が今気になって気になって気になって気になって…×6しょうがない女の子が
寝ているから。

しかも俺の…

肩で。

いや、
電車が揺れたからなんだけど…。

起こしたら可哀相だから下手に動けないし…

こういう時ってどうすれば?
俺的には?
好きな子なんだし、
このままで…着いても起こさずに…

って、俺は変態か!!


放送「まもなくX駅に止まります。左の扉が…」

あぁ…そうこうしてる間に着いちまった…。
確かこの子も同じ駅だよな。起こすしかねぇ…。
ちょっと残念とか思ってないからな!!
って俺は誰に言ってんだよ。

「すいません…着きましたよ?すいませーん」

軽く肩を叩いてみた。

「ん?…あ!!ごめんなさい!」

彼女は起きるなり、
自分がまさかの男の子の肩で眠ってしまっていたことにきずき、驚きながら謝ってくる。

いや~俺的にはラッキーだったから謝らなくていいよ☆

なんて言えないので

「いや、大丈夫ですよ。それより早く降りないと扉が閉まりますね…行きましょう。」

とスカしておいた。

「はい…。」


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