明日僕が愛する人。


自画自賛する訳ではないが、男の1人くらしにしては片付いた部屋を見渡す。

今日もこの部屋には、オレ1人だけだ。



そんな室内を後目に、もうしばらく履いているコンバースをひっかける。

踵なんて履き潰すのがオレらの時代の主流だったから、今でもその癖が出る。

そして必要最低限の荷物の入った鞄からキーケースを取り出し、アパートの鍵を閉めた。




< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop