いつか、きっと。
だからなのかな。
「鏡夜……」
鏡夜が恋しくてたまらない―…
『―――今日の皐月は甘えん坊だね』
そんな言葉と共に、鏡夜は私の隣に寝転がった。
片方の手で私の腰を抱き、もう一方の手で私の頭を優しく撫でる。
―――不思議なほど安心する…
薄く目を開け、目の前の鏡夜に笑いかける。
『どうしたの?』
柔らかく瞳を細めながら鏡夜が尋ねる。
笑みを浮かべたまま、甘えるように鏡夜の体に擦り寄った。
「―――幸せ…」
熱い息と共に、素直な心の言葉が口をついた。