いつか、きっと。
第三章:二人の涙
――――あのね、鏡夜。
私ね、今とっても幸せだよ。
私の隣に鏡夜がいて、鏡夜と笑い合って。
そんな毎日がこれからもずっと続いていく。
そう思ってた。
……けど、本当はわかってた。
そんなのあるはずないって。
けど…信じていたかったの。
ずっと鏡夜といれるって。
ずっと鏡夜と笑ってられるって。
ただ傍にいたい。
ただ愛していたい。
それだけでいいのに。
どうして、どうして私たちは―…
離れたくなんてないよ…
―――…ねぇ、鏡夜。
私たち…
どうして一緒にいられないのかなぁ……
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