いつか、きっと。




それに気づいた時、やっと二人で前に進めるようになるんだ。



支え合って、歩幅を合わせて、ゆっくりゆっくり二人の時間を生きていくの。



それが、愛。



私たちがずっと探し続けた、愛なんだと思うの。



ねぇ、振り返ってみて。



鏡夜には何が見える?



私との思い出かな。



けど、足元を見て?





―――――…ほら、気づいた。





私たちの歩いてきた足跡。



仲良く寄り添えてるでしょう?



私たちは何も間違ってなんかいなかった。



幼いながらも、精一杯、愛し合えていたの。



大切に大切に、愛を積み重ねていたの。



だから、ね?
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