いつか、きっと。






―――鏡夜に会えた。





ただもうそれだけで。



それだけで良かった。










たとえ…




たとえ…鏡夜に触れられなくても。






私は優しい鏡夜の胸の中で声を上げて泣きつづけた。





やっとあの孤独から抜け出せる。




そう信じて。







.
< 71 / 358 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop