君への想い



え??



足元がフラつき、上手く立てない……



『大丈夫!?晴歌』



秋帆さんの心配する声が聞こえた。



「大丈夫…です……多分貧血だと思…」



“思います”と言おうとしたとき、目の前がぼやけてきた。



体育館に響くボールの音も聞こえにくくなっていく…






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