君への想い



「…ちょっと話さない?」



『……はい…』



私がそう言うと、瑠衣くんは持っていたボールを籠に戻した。




「……私ね…慎ちゃんに……振られたの…」



『え?…』



「……私のせい…なんだ……全部………それでね、慎ちゃんが私に教えてくれたんだ…」



『…何を…すか??』



私は瑠衣くんからそう聞かれることを予想していた。




そして彼を見て言った。






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