同居の秘密。【完】
やっぱり、かわいいと思われたいもん。
……服を。
早く翔君帰ってこないかな─…。
────────………
───ガチャ
夜の9時、玄関のドアが開く音が聞こえた。
私はうっかりテーブルに頭を置いてうたた寝をしている所だった。
慌てて飛び起きる。
「翔君!!おかえり!」
私のテンションにリビングへ入ってきた翔君は引き気味。
でも、今の私のテンションはそれだけでは落ちない。
「あのね、あのね!私ね、外出許可が出たの!明日のクリスマスだけ!」
「本当か!?」
翔君は目を見開いて驚きを表す。