同居の秘密。【完】
翔君の行動に私はすぐ赤面してしまう。
顔から火が出そう。
「……口に泡が付いてた」
「へ?」
慌てて手鏡を取り出し、口を見てみると微かに上唇に付いてるカプチーノの泡。
私は色々と恥ずかしくなってしまった。
「い、言ってよ…。自分で取るよ~」
あまりにも子どもくさい自分のアホさにもっと赤面してしまう。
そんな私に対して翔君は気にする素振りも見せず、コーヒーのお代わりを貰っていた。