同居の秘密。【完】


…楽しいと時間が過ぎるのは早いなぁ。

「そうかぁ…。また来てな!千春ちゃんも」

「ありがとうございます。あ…お勘定…」

「いーよ!翔のツケに加算しとくから」


パチッとウインクをし、昇さんは言う。


「ごちそうさまでした。また来ますね」


そう言い、先に店を出た翔君に続き店を出た。


いつかまた外出許可が出たら1番に翔君と昇さんの所に行こう。


絶対に。


暗くなった外で足元が見えない。

必死に翔君の後ろを着いていく。

さっき来た道なのに、全然違うように見える。


 
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