同居の秘密。【完】
そう思うだけで顔全体が火照る。
「…寒いか?顔が真っ赤だぞ」
翔君は心配そうに私の顔を覗き込む。
その行動に更に赤くなるだけだ。
私は慌てて否定をする。
「違うよ!…凄い綺麗。ありがとうね」
感謝を込め、笑いながら私は翔君に言った。
私の言葉に翔君は照れを隠すように指で鼻を掻く。
…─本当に今日はいい日だったよ。
遊園地を楽しめたし、昇さんにも会えた。
そして、翔君の特別な所にも来れた。
…私はやっぱり───
─────翔君が好きです。