同居の秘密。【完】


楽しませてあげられるのか。


そんなことを心配して迎えた当日。


遊園地に着くと、溢れんばかりの人、人、人。


昔から人混みが苦手な俺。


俺はそれを打ち明けようと千春を見たが、千春は遊園地を見渡しながら目をキラキラさせていた。


そんな状況で言えるはずがない。


…まぁ、数分後にギブアップしてしまい、打ち明けたが。



 
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