同居の秘密。【完】
私は、翔君の事が好きになったことをすぅちゃんに言おうと決めていた。
本当はすぐに言いたかったけど、連絡を取る手段がなく、年明けになってしまった。
正月はもちろん、この部屋で過ごした。
毎年、家族と居て、寂しい気持ちもあったが、翔君が1日中一緒に居てくれたため、寂しい思いをしなくて済んだ。
その時、思った。
私、本当に翔君のことが好きなんだなぁ、って。
だから絶対にすぅちゃんには言おうって。