同居の秘密。【完】
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「あれ!?ない!」
「何を騒いでるんだ?」
夕食の後、リビングで翔君とまったりしてる時、私はあることを思い出し、冷蔵庫へ走った。
「ケチャップがないの~!」
私は冷蔵庫の中の隅まで見渡す。
だが、ケチャップらしきものはどこにもない。
そんな私に翔君はため息を付く。
「ハァ、大袈裟過ぎ。ケチャップくらい別に明日でもいいだろ。地下に買いに行けば」
平然と言う翔君に私は言葉を詰まらせた。
地下には行きたくても行けないの!
…圭介が居るから…。