同居の秘密。【完】
次の日、私はまた地下に来ていた。
もちろんケチャップを買うために。
圭介に会わないように昨日とは時間をずらした。
ずらしたからと言って、会わないわけではないが。
さっさとケチャップを買って部屋に帰ろう。
そう決意し、コンビニへと向かった。
「ありがとうございました~」
やっとケチャップが買えた。
店員さんの声に私のテンションも上がる。
これでソースの研究が出来る♪
軽くスキップをし、部屋に戻ろうと来た道を歩こうとした瞬間、右腕を思いっきり誰かに引っ張られた。