同居の秘密。【完】
舌を入れられ、私の毛穴からブワッと汗が吹き出した。
…っ気持ち悪い!!!
やだやだやだやだ…っ。
頭を押さえられているが、必死に首を振ると、舌は唇から離れた。
だが、口の中に苦い何かが広がったのは時間の問題。
あまりにも苦すぎて口の中に溜まった唾液を思わず飲んでしまった。
飲むと同時に圭介は私の唇から自分の唇を離す。
私はその場に崩れ落ち、ハァハァと、口で息をする。
もう、限界だ。
私の目からは大粒の涙が溢れ落ちた。