同居の秘密。【完】


「おはよ、千春」


満面の笑みで私に言う圭介。


「…このロープをほどいてよ!」

自分でほどこうともがくが、1ミリともびくともしない。


そんな私を見て圭介はクスクスと笑った。


「結構きつく結んだからそう簡単にはほどけないよ~」


ドアを静かに閉め、ゆっくりとベットに近づいてくる。


額から冷や汗が流れた。


「…私をどうするつもり?」


「さぁ、どうするのでしょう」


ニヤニヤと笑い、ギシッと音をたててベットに座る圭介。


 
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