同居の秘密。【完】


翔君は自分の手の甲で汗を拭き、歩み寄ってきた。


歩み寄ってきた翔君に、圭介も私とベットから降り、翔君を見つめている。


「あんたが千春の新しい彼氏?…へぇ~イケメンさんだね」


ニコニコ笑う圭介に私は身震いをした。


────バキッ

ニコニコしている圭介の右頬に翔君の左の拳がヒットした。


あまりにも残酷な音に私は目を瞑る。


圭介はその場に倒れ込む。

そして口の中の血をその場に吐いた。


 
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