同居の秘密。【完】
今の時間に私はもっと目を丸く開ける。
私…、圭介に眠らされて何時間寝てたんだろう。
「てか、何もされてないか?」
時間を見てポカンとしている私に、翔君は私の目の前でしゃがみ込み目線を合わせる。
真剣な表情で私を見つめた。
その姿にドキッと心臓が揺れたのは内緒。
「う、うん!…多分…?」
…うーん。胸触られたり、首を舐められたりしたけど何もされてない内に入るよね…?
首を傾げ、考えていると、翔君は優しく私を抱き締めた。
突然の行動に私は言葉が出ない。