同居の秘密。【完】


やっぱり恥ずかしくて翔君の顔が見れない。


まるで付き合いたてホヤホヤの子どものようだ。

…いや、私達も付き合いたてなんだけどね。


「もう絶対、あんな思いさせないから」

「…うんっ」


真剣な翔君の表情と言葉はいつも私の心臓をドキドキさせる。


…私だけ、ずるいよ…。

何て思い、下から翔君を見つめて居ると、突然顔が近づいてきた。


私に考える暇も与えず、微かに部屋にリップ音が響く。


ビックリし過ぎて固まってしまった私の体。


 
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