同居の秘密。【完】
俺は今まであったこと全てを昇に話した。
千春と同居していることや、契約のこと。
昇は何も言わずに黙って聞いてくれていた。
話終えた頃には、珍しく注文したブラックアイスティーの氷が全部水になっていた。
「…そんなことがあったのか。話してくれてありがとうな、翔」
「あぁ、だけど絶対に秘密厳守だ」
「わかってる」
昇はそう言って新しいアイスティーを出してくれた。
俺はそれを一気に飲み干す。