同居の秘密。【完】
「ん?」
夜、千春がご飯支度をしているとき、俺はソファーに座ってテレビを見ていると、テレビの横の隙間から何かがはみ出しているのが見えた。
立ち上がり、俺はそのはみ出している物を手に取る。
それはあの写真が入ってた例の封筒と同じ白い封筒。
…。
何か嫌な予感がし、千春にバレないようにこっそり封筒を開けた。
「………千春!」
その中身を見た瞬間、俺は仰天し、千春の名前を叫ぶ。
はい!、と良い返事をする千春に俺は封筒を突き出す。
「…あはは」
その封筒を目にした瞬間、引き吊り笑いをする千春。
その封筒の中身は…
俺の中学生の写真だった…。
「…ごめんなさ~い!」
そう叫ぶ千春に飛びっきりのでこぴんを喰らわせた──。