同居の秘密。【完】
突然のおじさんの行動に私も翔君も口が塞がらない。
…え???
爆笑するおじさんに私の頭にはクエスチョンが浮かぶ。
数秒笑い続けた後、お腹を抱え、息を整え始めるおじさん。
その数秒の間はポカンとしていた私達。
多分、波留さんも麗香もキョトンとしていただろう。
「…親父?」
我慢できなくなったのか、翔君は静かに名前を呼んだ。
するとさっきとは真逆の顔つきのおじさんが笑いを止め、こちらを向いた。