同居の秘密。【完】
そしておじさんは口を開いた。
「私とお前の母さんはな、こうやって自分の親と対立して押し切って結婚したんだ。今のお前らと同じように」
え───。
私は目を見開く。
ビックリしたのは翔君も一緒。
目を見開き、おじさんを見つめている。
「どういうことだ…。親父と母さんは契約を守って俺を産んだって…」
「契約はきちんと守った。だけど、契約を守るを条件に私達は結婚を許された」
初めての真実に翔君は動揺を隠せてない様子。