同居の秘密。【完】
「…人前でイチャイチャするな」
真っ赤になってる私の横に立つ波留さんと麗香。
「…波留さん、麗香、本当にありがとう」
火照ってる頬を冷まし、深くお辞儀をし2人に言う。
そんな私に2人は顔を合わせ、プッと吹き出し笑った。
「なら今日は千春の手料理でも頂くかな♪」
「手ー抜いたら承知しないからな」
2人の言葉に、勢い良く顔を上げる。
2人の顔は満面の笑みを浮かべ、逆にこっちまで笑みが溢れてしまう。
──本当にありがとう。
波留さんも麗香も大好きだよ。