同居の秘密。【完】
思い出したら深いため息が出た。
私は化粧を落とすためと着替えるために寝室を出る。
ドアを開けて、リビングに出ると、ソファーに窮屈そうに寝ている翔さんが居た。
…あ、私昨日気を失って…。
翔さんが寝室に運んでくれたんだ…。私、1人でベットを使ってしまったんだ…。
1枚、寝室から掛布団を持ってきて、翔さんに掛ける。
「あ…」
リビングを見渡していると、一角に私の荷物らしき物が置いてあった。
多分、家具以外部屋にあったもの全部だと思う。