ネコ×ライオン
…―は?
ネコ?
強がってる?

何処がよ、

「アンタみたいな王子様キャラ演じてて裏は想像のつかない位の王様キャラなアンタに比べたら強がってるネコの方がずっとマシだよ!」

―あ、
言ってしまった。
どうしよう…
明らかにさっきのアイツのオーラと違うんですけど!!

「貴方、名前は?」
「…澤田 晴海です」
「へぇ〜…
澤田さん、貴方…後で教室に残っててもらえないかな?」

…ひぇ―。
一見笑顔に見えるけど、
目が笑って無い!

「…はい」
迫力に負けた私は
承諾してしまった。
ホントなら断りたかったけど、断ったら殺されると本能的に悟った。

「そう、良かった」
それだけ言うとアイツは席に静かに座った。
アイツと少し離れられてホッとする、私。
「亘様ぁ〜」
「大丈夫ですか?」

怒らしちゃった…よね、

…わたし。

しばらくすると担任が教卓の前へと来た。
それを見て急いで席へと座る。



何だか、初日から















―大変だ。













薔薇色な生活は何処へやら…。
…トホホ。





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