【短編】『おもいで文集』
たった1時間半前に、彼氏を捨てました。
私、多田未南子は浮気されました。
半年しか付き合って無かったけど…わたしは彼のことを心底愛していた気がします。
彼は私を愛していなかった。
そう、最近おかしかったのはちょっと勘付いてはいた。
デートを増すごとに、増える電話。
バイト先だと言っているが明らかに疚しいことがあるような感じ。
ずっとメールもしていたし。
携帯から離れることはほとんど無かった。
ベッドの中でも。
携帯を覗こうともしたけど断固拒否されたし。
彼が風呂入ってるとき、トイレいってるときが狙い目かな…と思ったけど四六時中携帯から離れなかった。
やっぱり浮気していたんだ。
『でももう彼氏なんかいない。』
―いないんだ。
私、多田未南子は浮気されました。
半年しか付き合って無かったけど…わたしは彼のことを心底愛していた気がします。
彼は私を愛していなかった。
そう、最近おかしかったのはちょっと勘付いてはいた。
デートを増すごとに、増える電話。
バイト先だと言っているが明らかに疚しいことがあるような感じ。
ずっとメールもしていたし。
携帯から離れることはほとんど無かった。
ベッドの中でも。
携帯を覗こうともしたけど断固拒否されたし。
彼が風呂入ってるとき、トイレいってるときが狙い目かな…と思ったけど四六時中携帯から離れなかった。
やっぱり浮気していたんだ。
『でももう彼氏なんかいない。』
―いないんだ。