秘密のMelo♪y②*パリ編*
ご機嫌で、あらゆる種類の料理をちょっとずつ食べた。
全部美味しい~~❤
すっかり眠気も飛び、時間の感覚もなくなってきた頃、操縦席から連絡があった。
『お嬢様。まもなくフランス圏内に突入いたします』
「もう?」
早いんだぁ。
それともまおそんなに寝てた?
「俺が寝る一時間以上前に寝て、俺が起きてさらに数時間寝てた」
「……」
まあまあ。
「それに普通の飛行機よりだいぶん速いですからね。ルートも決まっていないので最短距離ですし」
へー…。
なんかよく分かんないけど早いんだねやっぱ。
「あとどれくらいかかるの?」
『はい。藤峰邸ヘリポートに到着するのは恐らく一時間後かと』
わあ! もうすぐじゃん!
琥珀達と遊んでたらもう着くね。
「じゃあもう少しお願いしまーす」
『お任せください』