秘密のMelo♪y②*パリ編*
「じゃあ…『つきあう』したらどうなるの?」
「どうって…。カレカノになってー、まあデートとかしたり? ちゅう❤…したり? それ以上のことしたり? ……てか『つきあうする』って」
…そっか…。
あたしかっくんがすきなんだ。
恋……してるんだ…。
「あったかいん…だね」
「え?」
恋……ってあったかいんだね。
かっくんに抱きしめられたとき。
「好きだ」って言われたとき。
すごくドキドキして頭の中真っ白になって。
息も苦しいくらいだったけど、あったかかった。
胸の奥がじーんってあったかかったんだ。
「ふふ…。そうね」
にっこり笑ってりんりんは、そう頷いた。
「真緒もちゃんと言うのよ?」
「なにを?」
「楓がすきなんでしょ? あんたの場合余計に、ちゃんと言わなきゃ通じないわよ」
「うん…」
かっくんに…もうあんな顔してほしくないな。